仕事にやりがいを感じているナースへ

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看護師と言われるようになったのは2002年のことで、それまでは看護婦と呼ばれ、女性の職業として人気を博していた。しかし、男性の看護師の増加により、看護師と呼ぶようになったが、病院に行けば圧倒的に女性が多いことに変わりはない。

看護学校を卒業すると医療機関に就職することになり、社会人生活がスタートするが、新人看護師は20代前半がほとんどなので、早い人は勤めはじめて1~2年目から寿退社をすることになるようだ。また、同僚が次々と結婚をして退職をすると、焦りを感じてしまう人もいる。石の上にも3年という言葉を信じて看護業務に打ち込んでいた人も、20代の後半に差し掛かるとやはり婚活などが気になってしまうようだ。

そのため、結婚願望がある看護師は積極的に行動を起こさなければならなくなるが、ここで悩みになるのが看護師のキャリアである。結婚したいと思える相手に出会っても「仕事を辞めて家庭に入ってほしい」と言われれば、無碍に断るわけにはいかなくなる。また、結婚後しばらくは仕事をしていても、子どもが産まれたり、子育てをはじめると、仕事との両立が難しくなってしまい、退職を考えざるを得なくなるようだ。そのため、仕事にやりがいを感じている看護師は、夫に仕事への理解を得なければならなくなる。

共稼ぎを歓迎してくれる男性ならば問題はないが、そうでない場合は結婚を機にキャリアを捨てなければならなくなる。そのため、女性看護師が結婚に踏み切る場合には、事前に仕事についてもパートナーと話し合っておくべきだろう。

看護師の資格は国家資格であり、全国どこでも通用するものだ。そのため、安易に離職をしてこれまで積んだキャリアを無駄にしない方法を結婚前に決めておくことが望ましい。